ローマ字表記

2025年03月12日

文化庁文化審議会国語分科会ローマ字小委員会(第8回)

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/roman/roman_08/

3月11日,ローマ字表記の見直しを検討している文化審議会の小委員会は,今期の審議を大筋で取りまとめた。4月以降,答申案について議論を深める。

1954年の内閣告示は「ち」を「ti」とする訓令式を原則としたが,現在は「chi」とするヘボン式に基づいたつづり方が浸透している。

ローマ字表記の見直しは約70年ぶり。

  • ヘボン式を基本とするつづり方を採用し、長音は符号を付けて表す。

  • 長音について基本的に母音にマクロン(長音記号)を付け,「k※(※=aの上に-)san」(母さん)と表す。
  • 符号を付けない場合は母音字を並べ,「kaasan」と書く。
  • はねる音は「n」を用いる。「anman」(あんまん)「kanpai」(乾杯)。子音字を重ね、「teppan」(鉄板)「nicchoku」(日直)など。
  • 国際的に定着している表記などについては,直ちに変更を求めない。